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2002年第2回インターネット証券ランキング   2002/09/10


【評価基準について】
  • 評価はストック・リサーチ独自の評価基準に基づいています。
  • コスト・サービス・商品・機能・サポートの5項目を中心に証券会社を評価しています。
  • ランキングは総合ランキングと投資家のタイプ別に作成しています。
  • ポイントは10点満点です。

 1.総合ランキング  2.積極投資派ランキング
 3.コスト重視派ランキング  4.長期資産形成派ランキング


 総合積極投資派コスト重視派長期資産形成派総評
 1.総合ランキング

<評価のポイント>

基本的なサービス(コスト、商品、機能、サポートのバランス)と他社にはないサービスへの取り組み、新サービスの導入など、サービスの豊富さとそれらのバランスなどをポイントに評価している。


順位 証券会社 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 イー・トレード証券 http://www.etrade.ne.jp/ 9.5 1
2 日興ビーンズ証券 http://www.nikkobeans.co.jp/ 9.3 2
3 カブドットコム証券 http://www.kabu.com/ 9.2 5 ↑2
4 DLJディレクトSFG証券 http://www.dljdirect-sfg.co.jp/ 9.0 2 ↓2
4 マネックス証券 http://www.monex.co.jp/ 9.0 6 ↑2
6 東京三菱TDウォーターハウス証券 http://www.tmtdw.com/ 8.8 4 ↓2
7 オリックス証券 http://www.orix-sec.co.jp/ 8.3 7
8 岩井証券 http://www.iwaisec.co.jp/ 8.1 8
9 丸八証券 http://www.star-trade.net/ 8.0 9
10 野村証券 http://www.nomura.co.jp/ 7.9

 

上位3位の評価のポイント
1位 イー・トレード証券 イー・トレード証券は、全カテゴリーで上位に入り、総合では4期連続で1位となった。同社は、積極投資派ランキングでも1位、長期資産形成派ランキングでは3位というレベルの高いサービスを提供しつつ、コスト面でも十分競争力を持っている(コストランキング6位)。評価のポイントとしては、欲しい情報を探しやすいサイト構成、取引画面の操作性、商品のバリエーション、株式の銘柄情報を中心とした情報量の豊富さ、利便性の高い入出金サービスなどが挙げられる。今回は、商品に国債や割引金融債を加え、アカウントアグリゲーションサービスを開始するなど、初心者や長期資産形成に役立つサービスが充実してきたことでもポイントを獲得している。
2位 日興ビーンズ証券 日興ビーンズ証券は、コストランキング以外のカテゴリーで上位を獲得している。長期資産形成派ランキングでは1位、積極投資派ランキングでは大幅に順位を上げ2位となっている。コストランキングでは圏外だが、8月より現物・信用問わず1日定額という料金体系に変更したため、売買頻度が高い投資家に限れば、比較的手数料は安い。多機能型のリアル株価ツール「Beans Market Walker」もヘビーユーザー向けの機能性の高さが評価されている。一方、誰にでも操作しやすい売買画面、ナビゲーション機能に優れたマニュアル画面、投信を中心とした教育コンテンツ、そして8月から開始した新証券税制関連のサポートサービスなど初心者向けサービスの評価も高い。
3位 カブドットコム証券 カブドットコム証券は、積極投資派で大きく順位を上げ、初のベスト3入りとなった。今回の評価ポイントは、注文方法の拡大、入出金サービスの充実、自動更新型株価の機能向上、税務申告支援サービスの強化などがあげられる。従来から“逆指値”など注文の執行条件はネット証券で最も豊富であったが、今年からさらにW指値やUターン注文などが加わった。これにより、株価の急な変化にも、より対応しやすくなった。また、携帯電話からも資金移動サービスを利用できるようにするなど、取引の機動性を重視する投資家に向けたサービスの拡充が目立った。


総合積極投資派コスト重視派長期資産形成派総評
 2.積極投資派ランキング

<評価のポイント>

信用取引を中心にオプション取引、カバードワラント、外国株といったリスク商品の取扱い、コストの安さ(頻繁に売買を行なう投資家向けのコスト体系もあるかも含む)、iモードをはじめとした携帯電話への対応、売買画面の機動性、注文方法の多様性、自動更新型のリアルタイム株価のような積極投資に必要な情報など、積極投資派にとって必要なサービスに重点をおいて評価している。


順位 証券会社 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 イー・トレード証券 http://www.etrade.ne.jp/ 9.6 1
2 日興ビーンズ証券 http://www.nikkobeans.co.jp/ 9.3 5 ↑3
3 DLJディレクトSFG証券 http://www.dljdirect-sfg.co.jp/ 9.2 2 ↓1
4 カブドットコム証券 http://www.kabu.com/ 8.8 7 ↑3
4 松井証券 http://www.matsui.co.jp/ 8.8 2 ↓2
6 オリックス証券 http://www.orix-sec.co.jp/ 8.6 5 ↓1
7 岩井証券 http://www.iwaisec.co.jp/ 8.4 3 ↓3
8 丸八証券 http://www.star-trade.net/ 8.3 8
9 丸三証券 http://www.03trade.com/ 8.0 10 ↑1
10 ウツミ屋証券 http://www.utsumiya.co.jp/ 7.7

 

上位3位の評価のポイント
1位 イー・トレード証券 積極投資派ランキングの1位は、今回で3期連続。一律600円という信用取引手数料の安さや、1日300万円まで何度取引しても2000円という一日定額制手数料の安さ、自動更新型株価ツール「POWER E*TRADE」、そしてネット銀行と提携した資金移動サービスが提携行数、利用時間、コスト面などで充実している点が評価された。4月からは乗換売買、6月は約定通知メールサービスを開始するなど、ヘビーユーザー向けのサービスをより充実させた。
2位 日興ビーンズ証券 日興ビーンズ証券は、手数料や信用取引ルールの改定、注文方法の拡充などが評価され、大幅に順位を上げた。8月から、手数料を「1日定額制」に改定し、預入資産+建玉が500万円未満の場合で、1日の約定代金が300万円まで3000円とした。信用取引の委託保証金額は30万円、保証金率・維持率はそれぞれ30%・25%と業界最低水準である。また、先頭指値注文、優先指値注文、現在値指値注文といった注文方法を加え、注文の種類でもトップクラスとなった。自動更新型リアル株価ツール「Beans Market Walker」は有料の選択制になったが、テクニカルチャートや複数銘柄の一覧画面の見やすさ、銘柄ごとのニュース表示など機能性は大変高い。この他にもチャート分析ツールやマーケットレポートなど有料情報の種類も豊富である。
3位 DLJディレクトSFG証券 DLJディレクトSFG証券の手数料は、1日定額と都度支払いの2種類。月ごとに選択できるようにしている。1日定額制は現物か信用かを問わず1日の約定代金が300万円まで3000円。都度払い方式は現物取引の場合で、成行1900円、指値2500円だが、取引回数が月20回を超えるとその月は700円になるため、こちらもどちらかというとヘビーユーザーに有利。ヘビーユーザー向けのリアルタイム株価ツール「マーケットスピード」は高機能にも関わらず条件付きで無料になるなどコスト面でも評価が高い。現物株だけでなく、外国株、カバードワラントの取引もでき、誰にでも操作がしやすい。そして、利用料6300円/3ヶ月は、3ヶ月に1回でも取引があれば無料になる。

 


 総合積極投資派コスト重視派長期資産形成派総評
 3.コスト重視派

<評価のポイント>

株式売買委託手数料、口座管理料、情報料、サービス利用料、入出金にかかる振込手数料(振込手数料が無料になるケース*があるかも含め)を中心に評価。特に売買手数料の安さに重点をおいている。1ヶ月、または1日定額の料金体系を併用している場合はその料金体系も考慮にいれている。

*振込手数料の安い郵貯ぱるるが利用できるか、ネット銀行と提携した入金の無料サービスがあるかなど


順位 証券会社 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 ゲット証券 http://get-sec.co.jp/ 8.8 1
2 内藤証券 http://www.naito-sec.co.jp/ 8.5 2
3 日本協栄証券 http://www.kyoei-sec.co.jp/ 8.4 3
4 東洋証券 http://www.toyo-sec.co.jp/ 8.1 4
4 ウツミ屋証券 http://www.utsumiya.co.jp/ 8.1
6 イー・トレード証券 http://www.etrade.ne.jp/ 7.8 5 ↓1
7 エイチ・エス証券 http://www.hs-sec.co.jp 7.5 6 ↓1
8 ジェット証券 http://www.jetsnet.co.jp/ 7.4 7 ↓1
9 岩井証券 http://www.iwaisec.co.jp/ 7.0 8 ↓1
10 BNPパリバ証券 http://www.bnpparibasdirect.co.jp/ 6.8 9 ↓1

上位3社の評価のポイント
1位 ゲット証券 売買代金1000万円までは710円という、安くてわかりやすい料金体系が評価された。口座管理料や利用も無料。利用頻度や売買金額に関係なく平均して安いといってよい。ただし、取扱商品が株式のみで、市場も東証と大証のみと銘柄が限定されるため、他社との併用が必要だろう。
2位 内藤証券 内藤証券の手数料体系は、100万円以下0.09%、500万円まで900円、1500万円まで1200円、1500万円超は0.008%。最低手数料が500円であるため、売買代金が50万円程度までは500円という安さである。信用取引も同様の手数料体系をとる。売買代金の振込手数料は、振込時のみ顧客が負担すればよい。
3位 日本協栄証券 7月より、口座利用料が完全に無料になり、信用取引の手数料も取引回数によらず一律500円となった。それまで、利用料の6000円/6ヶ月は条件付き(月平均10回のペースで売買、または信用取引口座を開設する)で無料であったが、完全に無料化されたことで、これまでより利用しやすくなった。現物の手数料は月平均10回のペースで売買すれば一律500円で、それ以下のペースでは一律1000円という点は従来通り。売買頻度が高ければ(月10回以上)、最も安いネット証券となる。

 総合積極投資派コスト重視派長期資産形成派総評
4.長期資産形成派

<評価のポイント>

商品種類は豊富か、電話や店舗におけるサポート体制が整っているか、資産管理ツール(ポートフォリオ機能、損益計算機能とその見やすさ)や銘柄スクリーニング機能、チャート分析ツール等はあるか、アナリストレポートや銘柄関連情報は豊富か、利便性の高い入出金サービスがあるか(ホームページ上での資金移動やカードによる入出金など)、投資教育コンテンツの有無などで評価している。


順位 証券会社 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 日興ビーンズ証券 http://www.nikkobeans.co.jp/ 9.0 2 ↑1
2 日興コーディアル証券 http://www.nikko.co.jp/SEC/ 8.9 2
3 野村証券 http://www.nomura.co.jp/ 8.8 1 ↓2
3 イー・トレード証券 http://www.etrade.ne.jp/ 8.8 5 ↑2
5 マネックス証券 http://www.monex.co.jp/ 8.6 6 ↑1
5 カブドットコム証券 http://www.kabu.com/ 8.6 6 ↑1
7 丸八証券 http://www.star-trade.net/ 8.1 4 ↓3
8 東京三菱TDウォーターハウス証券 http://www.tmtdw.com/ 7.8 8
9 DLJディレクトSFG証券 http://www.dljdirect-sfg.co.jp/ 7.6 9
10 大和証券 http://www.daiwa.co.jp/ 7.2

上位3位の評価のポイント
1位 日興ビーンズ証券 日興ビーンズ証券は、長期資産形成に役立つ商品、情報、各種サポート、教育コンテンツ等で高得点を獲得している。特に投信関連のサービスが充実しており、取扱本数は約100本で、積立投信も扱う。投信専用のサポーボデスクが設置されていることも評価が高い。情報、サポート面では、アナリストレポート、グラフ表示で見やすい資産ポートフォリオ機能、信用シミュレーター、投信コンテンツ、新証券税制に向けたサポートサービスなどが評価された。
2位 日興コーディアル証券 日興コーディアル証券は一度口座を開くだけで、店舗、電話、インターネットすべてのチャネルが利用できる。株式の手数料は高いが、「ネットだけは不安」という投資家には向いている。ネット上のサービスとしては、ミニ株サービスが銘柄数、注文締切時間、手数料のすべてで充実している。7月から信用取引を開始し、取扱商品が増えたことも評価につながった。
3位 野村証券 店舗が利用できて、休日にも電話サポートサービスがあるため、初心者も安心して利用できる。ネット上のサービスとしては、入出金サービスと情報サービス、資産管理機能(アカウントアグリゲーション)が充実。入出金サービスについてはネット銀行と提携した資金移動、売買代金の引落し、カードを利用した郵貯・銀行ATMでの入出金など手段が豊富であるため、証券口座が銀行感覚で利用できる。
3位 イー・トレード証券 イー・トレード証券は長期資産形成派ランキングでは、今回が初のベスト3入りとなる。ネット証券ながら、取扱商品が豊富であり、特に投信はネット証券でもっとも多い300本超を扱う。6月からは国債や割引金融債の取扱いも開始している。5月から本格版の提供を開始したアカウントアグリゲーションサービスや投信入門者向けのコンテンツなども評価されている。

 総合積極投資派コスト重視派長期資産形成派総評
2002年 第2回ランキング総評

 ネット証券ランキングの対象は、インターネットで現物株取引ができる証券会社としている。今回は、今年1月中旬から9月2日までのサービスについて評価したが、この間に対象証券会社は3社減少し、(うち1社は、国際証券と東京三菱パーソナル証券他2社との合併による)53社となった。

 この期間のもっとも大きな動きは、信用取引の敷居が低くなったことだろう。取扱証券会社が増え、保証金額・率を引き下げる動きが目立った。今年は大和証券、ジェット証券、日興コーディアル証券の3社が信用取引を開始し、マネックス証券が開始を発表している。この4社は、「初心者向けネット証券」という点で共通しており、将来的にも信用取引は扱わないと思われていた証券会社である。その意味で取扱の開始は意外だが、相場の状況からすれば、各社とも積極的に投資を行う上級投資家を取りこむべく、軌道修正をせざると得なかったと思われる。
 最低委託保証金額や保証金率の引き下げに関しては、前回は保証金額を引き下げる証券会社が多かったのに対し、今回は額だけでなく率を引き下げるところも多かった。取扱証券会社22社中、6社が保証金額を、7社が保証金率を引き下げている。保証金額は、今年の1月時点で半数近くが100万円以上だったが、現在では、3分の2以上で50万円以下となっている。また、保証金率は最低でも40%だったものが、現在では30%台の証券会社も4社にのぼる。追証が発生する保証金率のラインである保証金維持率についても、30%から20%台に引下げた証券会社が3社ある。
 また、銘柄数も拡大し、マザーズやナスダック、ジャスダック銘柄の信用取引が可能な証券会社も増えている。
 ネット銀行と提携した資金移動サービスも珍しいものではなくなってきた。これはネット証券のホームページから簡単にネット銀行へ接続でき、瞬時に売買代金の入金ができるという利便性の高いサービスで、ネット証券53社中18社が提供している。ネット上で資金移動ができるようになったことで、口座開設を除くすべてがインターネット上で完結するようになったといってよい。各社とも提携先を増やしたり、携帯電話からも利用できるようにするなど、より使い勝手を向上させている。

 続いてコスト重視派、積極投資派、長期資産形成派の各ランキングに沿ってサービスの変化を見て行く。

 コストランキングは、ウツミ屋証券が今回初めて上位に入ったことを除き、前回とほぼ変わらぬ結果となった。ランキングを大きく塗り替えるほどの変化はなかったわけだが、実質手数料が値上げになったネット証券がでてきたことと、年間利用料が必要な寝てと証券がほぼ完全になくなったことが主な動きと言える。
 まず、現物株式の手数料については、ウツミ屋証券が大幅に値下げを行い(5月)、日興ビーンズ証券が手数料改定(8月より料金体系を1日定額制に)、そして、リテラ・クレア証券が手数料の上限を値上げ(9月)した。ウツミ屋証券は、成行1500円、指値2000円から、約定代金500万円以下一律980円とし、信用取引手数料も現物と同じ料金体系とした。しかし、8月より振込手数料の負担が入金時のみから入金時・出金時とも顧客負担となってしまったため、この点は前回よりポイントを下げている。
 年間利用料などの固定費については、利用料・口座維持手数料等を徴収していた松井証券、日本協栄(ともに6000円/6ヶ月)がこれを廃止したため、このような固定費を徴収する証券会社は、実質ゼロとなった。(*1)
 その他には信用取引の手数料を下げたネット証券が4社ほどあった。

(*1)固定費を徴収する証券会社は実質ゼロ:日興ビーンズ証券は月2000円の口座維持手数料が必要。ただし、預入資産30万円以上で無料。

 積極投資派ランキングでは、カブドットコム証券、日興ビーンズ証券が躍進している。両者とも条件注文の種類を増やしたり、自動更新型の株価ツールの機能を向上させた。日興ビーンス証券は料金体系の改定も合わせ、全体的に売買頻度の高い投資家向けサービスが充実してきている。松井証券は7月から信用取引の委託保証金率を業界最低レベルまで引き下げ、9月よりカバードワラントの取り扱いを開始しするなど健闘したが、カブドットコム、日興ビーンズの2社にはおよばず順位を下げることとなった。
 丸八証券は、メッセンジャーソフトの導入によるニュース配信といった独自サービスを展開したが、残念ながら順位は前回と変わらなかった。また、今回ウツミ屋証券が10位に入ったが、信用取引の取扱銘柄の拡大、信用取引の口座開設条件の緩和、そして売買手数料の引き下げの効果が大きかった。

 長期資産形成派ランキングでは、マネックス証券、カブドットコム証券、イー・トレード証券が順位を上げている。イー・トレード証券は野村証券とマネックス証券に続き、アカウントアグリゲーションサービス(証券、銀行などの口座が一覧できるサービス)を開始したほか、割引金融債・国債を取り扱うなど商品のバリエーションも豊富になっている。
 カブドットコム証券やマネックス証券は新証券税制の開始にともなう税務申告サービスを開始。日興ビーンズ証券も新証券税制に関するセミナーを開くなど支援サービスを強化している。今後このようなサポートサービスは増えてくると思われる。
 マネックス証券は今年中にも信用取引を開始する予定であるが、従来と変わらず初心者向けサービスにも力を入れ、信用取引、投信などの教育コンテンツやシミュレーションサービス等を拡充、さらに入出金サービスの提携先や時間も拡大している。
 この他には、ネット証券の中で最も取扱商品が豊富である丸八証券と、唯一24時間365日の電話サポートサービスを提供する東京三菱TDウォーターハウス証券も従来通りランキングに入っているが、前述の3社が順位を上げたことで、従来と同じ、もしくは順位を下げている。

 最後に総合ランキングであるが、上位は今回もイー・トレード証券、日興ビーンズ証券となった。イー・トレード証券は、今回で4期連続の1位である。積極投資派でも1位、長期資産形成派ランキングでは大きく順位を上げ3位、さらにコスト重視派ランキングでも6位に入るなど、全てのカテゴリーで上位を獲得している。投資家のタイプやレベルを問わず幅広いニーズに対応できるサービスを提供しており、オールマイティ型のネット証券といえる。
 日興ビーンズ証券も積極投資派ランキングで2位、長期資産形成派ランキングで1位とコスト面以外では非常に質の高いサービスをバランスよく提供している。コストが高めと言っても、売買頻度によっては取引1回あたりの手数料は安くなるので、デイトレーダーのような売買頻度の高い投資家はコスト面でも満足できるだろう。
 そして長期資産形成派ランキングなどで健闘したカブドットコム証券、マネックス証券が、総合でも大きく順位を上げたことも今回の特徴といえる。マネックス証券は信用取引を開始することもあり、次回はさらなる躍進が期待できるだろう。
 今回は、急ピッチでサービスの拡充を進めたネット証券が順位を大きく上げた分、目立った動きのなかったネット証券の順位が若干下がった。しかし、順位を下げたとはいえ、上位のネット証券同士はハイレベルの競争をしており、必要なサービスはどこも十分に整っている。したがって、上位クラスのネット証券ではっきりと差別化できるのはもはやコストのみになったといってもよいだろう。

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