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2002年第1回ネット銀行ランキング  2002/7


【評価基準について】
  • 評価はストック・リサーチ独自の評価基準に基づいています。
  • 決済サービス・コスト・金利や資産運用関連のコンテンツ・取扱商品・機能・サポート・店舗/ATMの利便性などを中心にネット銀行を評価しています。
  • ランキングは総合ランキングと投資家のタイプ別に作成しています。
  • ポイントは10点満点です。

  1.総合ランキング  2.決済サービス重視派ランキング
  3.コスト重視派ランキング  4.資産運用サービス重視派ランキング


 総合決済サービス重視派コスト重視派資産運用サービス重視派総評
1.総合ランキング

<評価のポイント>

振込・引出手数料、口座維持手数料などのコストや利用できるATM、ショッピング決済や振込の利便性等ネットならではのサービスを若干重視し、その他金利、資産運用のためのツールやコンテンツ、ローンの申込が可能か、損害保険があるか、電話サポートは充実しているか、などを加えて総合評価した。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 UFJ銀行
インターネット支店
http://www.ufjbank.co.jp/netbranch/ 8.9 1
2 みずほ銀行
エムタウン支店
http://www.em-town-bank.com/ 8.7 3 ↑1
3 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 8.5 4 ↑1
4 三井住友銀行 http://direct.smbc.co.jp/ 8.3 4
5 ソニー銀行 http://moneykit.net/ 8.2 2 ↓3

上位3位の評価のポイント
1位 UFJ銀行
インターネット支店
 すべてのカテゴリーで5位以内に入り、利用できるATMの豊富さ、ステートメントの見やすさや情報の豊富さなど、すべての点でまんべんなくポイントを獲得している。
 利用できるATMには郵貯も含み、さらに24時間利用できるコンビニATMも2種類(ローソン、セブンイレブンのATM)ある。ATMの利用料や振込手数料が無料または割引になるなど、コスト面でも有利。ネットとリアルの両面で質の高いサービスを提供しているといってよいだろう。
2位 みずほ銀行
エムタウン支店
 決済サービス重視派と資産運用サービス重視派ランキングで上位に入り、コスト面でもポイントを獲得し2位となった。
 決済面では、デビットサービスが利用できるサイトが豊富で、振込手数料が無料という点は評価できるが、デビットサービスそのものの利用料がかかる点はマイナスとなった。通常の振込手数料に優遇がない点も同様。
 資産運用面では、貯蓄預金の金利やライフプラン・住宅などのシミュレーターなどが評価されている。
3位 ジャパンネット銀行  ジャパンネット銀行は、決済ランキングで1位、コストランキングで3位と、2カテゴリーで上位に入り、総合でも3位となった。
 2002年4月から手数料体系が変わったため、コスト面の評価が若干下がったものの、決済面では決済手段の豊富さと、振込の予約や登録件数などの機能、手数料といった総合力で他行を引き離している。
 資産運用ランキングでは圏外となったものの、金利の高さは見逃せない。
 さらに、郵貯ATMが利用できる点、目的別ローンの取り扱いなど幅広くポイントを獲得している。

 
総合決済サービス重視派コスト重視派資産運用サービス重視派総評
2.決済サービス重視派ランキング

<評価のポイント>

振込に関するサービスとショッピング決済を支援するサービスの利便性のバランスで評価した。振込に関するサービスは、振込手数料や当日扱いになる締切時間、振込期日の指定ができるか否か、振込先登録の件数、振込画面の使い勝手などで、ショッピング決済支援サービスは、ネット上で使えるデビット決済サービスの有無と使い勝手、決済サービスが利用可能な店舗の数・多様性などである。特定のサイト(ネット証券会社など)との提携により振込手数料が無料になるサービスも含まれる。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 9.1 1
2 UFJ銀行
インターネット支店
http://www.ufjbank.co.jp/netbranch/ 8.5 2
3 みずほ銀行
エムタウン支店
http://www.em-town-bank.com/ 8.3 3
4 イーバンク銀行 http://www.ebank.co.jp/ 7.6
4 新生銀行 http://www.shinseibank.com/ 7.6

上位3位の評価のポイント
1位 ジャパンネット銀行  ネット専業銀行ならではの、24時間リアルタイム決済や、振込手数料の安さ、豊富な決済サービスなど、決済関連項目ほぼすべてで高いポイントを獲得している。
 決済サービスはリンク決済やデビット決済など種類が豊富。提携サイトも徐々に増えており、使い勝手は向上している。
 また、同行宛振込が24時間可能な点や振込先の登録件数の多さ(99件)、振込日の指定もできることなど振込機能も高く評価された。
2位 UFJ銀行
インターネット支店
 残高50万円以上という条件付きながら、同行宛の振込手数料が無料、他行宛の手数料が半額というコストの安さ、決済手段も複数ある点などが評価された。
 リンク式決済サービス(EDI)は、主に証券会社、航空会社、通販サイトでの決済に使われており、手数料を負担してくれるサイトも多い。また、原則手数料無料で即時決済が可能なネットデビットも利用できる。
 ただし、デビット決済、リンク式決済とも利用できるサイトはまだ少ないため、今後の提携に期待したい。
3位 みずほ銀行
エムタウン支店
 デビット機能が充実している点と振込のしやすさが最も評価された。 インターデビットやスーパーデビットが利用できるサイトが豊富な点、さらに振込手数料が無料になるケースが多い(サイトによる)。これらの決済方法が利用できれば24時間リアルタイムでしかもコストゼロで決済ができる。
 振込のしやすさの点では、同行宛であれば口座番号さえ入力すれば相手先が確定できる振込画面が高く評価されている。

 
 総合決済サービス重視派コスト重視派資産運用サービス重視派総評
 3.コスト重視派ランキング

<評価のポイント>

振込手数料や引出手数料などのコストや無料で利用できるATM、口座管理手数料の有無など、コスト面のサービスをポイントにしている。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 新生銀行 http://www.shinseibank.com/ 8.6
2 スルガ銀行
ソフトバンク支店
http://www.surugabank.co.jp/softbank/ 7.7 2
3 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 7.6 2 ↓1
4 UFJ銀行
インターネット支店
http://www.ufjbank.co.jp/netbranch/ 7.1 1 ↓3
4 シティバンク、エヌ・エイ http://www.citibank.co.jp/citidirect/ 7.1 4

 
上位3位の評価のポイント
1位 新生銀行  振込手数料が、自行・他行宛、金額に関わらず無料という点が最も評価された。
その他のコスト(キャンペーン終了後の通常料金で評価)は、自行ATMとアイワイバンク銀行のATMの利用料が常に無料であることが評価されている。
 口座管理手数料が1000円/月かかるが、前月月末の資産残高が30万円以上であれば無料になる。同じく資産残高100万円以上で他行ATMの利用料がすべて無料になる点も有利といえる。
 なお、9月30日までは、無条件で口座管理料と自行・他行のATM利用料が無料になる。
2位 スルガ銀行
ソフトバンク支店
 口座維持手数料が無料であること、そして「預金残高50万円以上」という条件で、他行ATM利用料が無料となることが最も評価されている。預金残高の条件付きではあるが、50万円のハードルは他行の優遇サービスと比較して低めであるため、高いポイントを獲得している。口座開設後3ヶ月間はこの残高の条件もないため、その間徐々に残高を殖やして、3ヶ月後も優遇手数料で利用していくという使い方もできるだろう。
 ただし、他行宛の振込手数料が若干高めである点はマイナスポイントとなった。
3位 ジャパンネット銀行  2002年4月1日に料金体系を見直し、ATM利用料が無料になる条件が変わった。
 月3回無料になる条件を見ると、それまでは無条件だったものが(実際は口座維持手数料が無料になる残高10万円がラインといえる)、変更後は残高30万円以上となった。ただし、残高が多ければ無料になる回数が6回まで増える点は評価された。
 振込手数料については、同行宛でも手数料がかかる点がマイナス、他行宛の振込手数料が他行と比較して若干安いことはプラスの評価となった。



 総合決済サービス重視派コスト重視派資産運用サービス重視派総評

 4.資産運用サービス重視派ランキング

<評価のポイント>

金利の高さと投資に関するツールやコンテンツが豊富さ、投信の本数、外貨預金の通貨の種類、その他の品揃えなどを中心に資産運用サービスの充実度で評価している。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 ソニー銀行 http://moneykit.net/ 8.4 1
2 UFJ銀行
インターネット支店
http://www.ufjbank.co.jp/netbranch/ 8.1 2
3 みずほ銀行
エムタウン支店
http://www.em-town-bank.com/ 7.8 3
4 シティバンク、エヌ・エイ http://www.citibank.co.jp/citidirect/ 7.1
5 新生銀行 http://www.shinseibank.com/ 6.9

 

上位3位の評価のポイント
1位 ソニー銀行  ネット専業銀行ながら品揃えが豊富なこと、金利や資産管理機能の充実度などすべての点で高いポイントを獲得している。
 金利は総合的に見て、ネット銀行の中で最も有利といえる。普通預金は0.05%でジャパンネット銀行と並び1位、定期預金は0.27%(100万円、1年)と、2位のジャパンネット銀行を大きく引き離している。
 また、従来から日々の入出金管理や本格的な資産運用のためのツールはあったが、新たにポストペット版のツールも加わり、資産管理機能はますます充実してきたといえる。
2位 UFJ銀行
インターネット支店
 品揃え、資産管理機能を中心に充実したサービスを提供している。
 金利も普通預金が0.03%、定期預金は0.05%(100万円、1年)と、UFJ銀行の店舗支店の金利より、また他行と比較しても高め。外貨預金も定期預金の金利はUFJ銀行本体と同じだが、他の都市銀行よりは高い。
 取扱い投資信託の本数は40本と多く、将来の出費や資産などを計算してくれるツールや外貨の運用、住宅ローンのシミュレーションツールがある点も評価されている。
3位 みずほ銀行
エムタウン支店
 普通預金の金利が低い点はマイナスとなったが、10万円以上あれば引出が自由にできる貯蓄預金の金利は0.05%と高く、定期預金も0.06%とソニー銀行、ジャパンネット銀行に次いで高い点は評価できる。
 また、外貨定期預金の金利はネット銀行中もっとも高い2.5%であること、投信の本数が40本と多いこと、ライフプラン、住宅、年金などのシミュレーターも豊富に揃っている点なども高く評価されている。

 

 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
 2002年第1回ランキング総評

 今回のネット銀行ランキングは今年5月末までのサービスを基本とし、キャンペーンなどはランキング発表後も続くもの(今回は9月末までが基準)は若干考慮に入れている。
 
 このランキングは、銀行で提供するサービスのどこを重視するかというユーザーのタイプ別に、「決済サービス重視派」「コスト重視派」「資産運用サービス重視派」の3つにカテゴリ-を分けている。
 「決済サービス重視派」は、ネットショッピングや証券会社での資金決済に利用できる決済サービス、振込(決済)可能時間、振込先の登録件数など、振込手続きの利便性などで評価、「コスト重視派」は振込手数料・ATM利用手数料、口座維持手数料などで評価している。そして、「資産運用サービス重視派」は、金利の高さや資産運用面のサービスの充実度を評価した。
 これら3つのカテゴリーに含まれる項目と、電話サポート時間や利用できるATMの多さなどリアル面の利便性、ネット上で提供している機能、ローンの申込、損害保険(ネット上の被害に対する補償)の有無なども含めた総合的評価として「総合ランキング」を出している。
 
 対象銀行は、都市銀行のインターネットバンキングサービス、ネット専業支店、ネット専業銀行すべてと、シティバンク、新生銀行、アイワイバンク銀行としている。
 今回から、新生銀行とアイワイバンク銀行が加わり、また、三和・東海→UFJ、第一勧銀・富士→みずほの合併により、全部で15行となっている。

 対象行一覧
都市銀行その他 ネット専業支店 ネット専業銀行
・あさひ銀行 ・UFJ銀行インターネット支店* ・イーバンク銀行
・大和銀行    ・東京三菱銀行 ・スルガ銀行ソフトバング支店 ・ジャパンネット銀行
・みずほ銀行* ・三井住友銀行 ・みずほ銀行エムタウン支店* ・ソニー銀行
・UFJ銀行*   ・アイワイバンク銀行*
・新生銀行  
・シティバンク、エヌ・エイ    
注)アイワイバンク銀行はネット専業銀行ではないが、主にインターネットとATMによるサービスを行っているため、ここではネット専業銀行に分類している。
  
 今回は総合ランキングが前回とほぼ同じ顔ぶれとなった他、決済サービスと資産運用の各ランキングの上位3行も前回と同様の順位となった。しかし、今回初のランク入りを果たした銀行もあった。コスト重視派ランキングでは、今回から評価の対象に加えた新生銀行が、1位となり、決済サービス、資産運用ランキングにも入るなど健闘している。また、決済サービスでは、前回よりも提携サイトが増えたイーバンク銀行が4位に入った。
 
 決済サービス重視派ランキングでは、リンク決済やデビット決済ができ、提携サイトも多い銀行が上位を占めている。新生銀行は、リンク決済やデビット決済機能などはないが、振込手数料が自行宛、他行宛とも無料となっている点でポイントを獲得し上位に入った。
 
 コスト重視派ランキングでは、各種手数料の優遇サービスが充実している銀行が上位に入っている。新生銀行は、残高等の条件なしで振込手数料と自行・他行のATM利用料が無料、スルガ銀行ソフトバンク支店は、口座開設後3ヶ月間は自行・他行のATMの利用料が無料、などとなっている。ジャパンネット銀行は、口座維持手数料は、前回より引き下げられたものの、ATMの利用料が無料になる条件が若干厳しくなったため、前回の3位から4位へと順位を下げた。
 新生銀行は、口座維持手数料、ATM利用料、振込手数料すべてが無料であるため、1位となったが、振込手数料以外は9月30日までのキャンペーン料金であり、キャンペーン終了後は、残高100万円以上という条件付きとなる。
 今回は9月30日までのサービスも考慮に入れているため、現在すべての手数料が無料となっている新生銀行が1位となったが、10月以降は本来のサービスで競争が行われることとなり、次回のランキングは順位の入れ替わりが予想される。
 
 資産運用ランキングは、品揃えや資産運用に役立つシミュレーションツールやコンサルティング機能などを重視しているため、上位は商品やツールの充実している銀行が目立つ。ソニー銀行は金利も含め、ほぼすべての項目でポイントを獲得している。新生銀行やシティバンクが上位に入っているのは、品揃えの得点によるところが大きい。
 
 総合ランキングでは、各カテゴリーでは5位以内に入っていない三井住友銀行が4位に入っている。これは、ATM、サイトの見やすさなどで高いポイントを獲得したためである。三井住友銀行は、対象行の中で唯一、コンビニATMの種類を問わず24時間引出しが可能となっている。また、振込予約が10営業日先まで可能な点など機能面でも評価できる。
 
 なお、3月25日から本格的にサービスを開始した郵貯インターネットサービスは、機能が残高照会や、郵貯間の送金等にとどまるため、ランキングの対象にはしていないが、サービス内容については、ここで少々触れておきたい。コスト面を見ると、振込手数料(郵貯間の送金)は振込金額に関わらず一律130円、郵貯ATMの利用料は時間内・外という区切りはなく常に無料であるため、この範囲で利用している分にはコストはかなり安いと言える。ただし、郵貯カードが利用できる銀行ATMで引出しなどを行った場合は時間内105円、時間外210円の手数料がかかる。
 ネット上の機能は、郵貯間での振込や居宅送金の指示(現金書留を届けてもらうサービス)、各種照会などとなっており、ATMや窓口では可能な一部の銀行への振込はできない。また、取引履歴の確認は未記帳の期間、入金の照会は3日程度と短く、あくまでも通帳を利用することが前提のサービスとなっている。



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