→インターネットネット証券会社編

→ストック・リサーチが運営する経済・金融情報サイト「The Capital Tribune Japan」はこちら
 
ネット銀行編トップネット銀行ランキングネット銀行一覧
 

2001年第2回ネット銀行ランキング   2001/10


【評価基準について】
  • 評価はストック・リサーチ独自の評価基準に基づいています。
  • 決済サービス・コスト・金利や資産運用関連のコンテンツ・取扱商品・機能・サポート・リアル店舗/ATMの利便性などを中心にネット銀行を評価しています。
  • ランキングは総合ランキングと投資家のタイプ別に作成しています。
  • ポイントは10点満点です。

  1.総合ランキング  2.決済サービス重視派ランキング
  3.コスト重視派ランキング  4.金利・資産運用サービス重視派ランキング


 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
1.総合ランキング

<評価のポイント>

振込・引出手数料、口座維持手数料などのコストや利用できるATM、ショッピング決済や振込の利便性等ネットならではのサービスを若干重視し、その他金利、資産運用のためのツールやコンテンツ、ローンの申込が可能か、損害保険があるか、電話サポートは充実しているか、などを加えて総合評価した。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 三和銀行インターネット支店 http://www.sanwabank.co.jp/netbranch/index.html 8.9
2 ソニー銀行 http://www.sonybank.net/ 8.8
3 富士銀行エムタウン支店 http://www.em-town-bank.com/ 8.7 1 ↓2
4 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 8.4 2 ↓2
5 三井住友銀行 http://direct.smbc.co.jp/aib/ 7.9 4 ↓1

 

上位3位の評価のポイント
1位 三和銀行インターネット支店 6月開業の三和銀行のインターネット専業の支店がすべてのカテゴリーで上位に入り、総合でも1位を獲得した。振込手数料やATM利用手数料が安く、またネット専業銀行・支店特有の利用料(または口座維持手数料)も預け入れ金額10万円以上で無料になるなどコスト面で他行より有利。金利も高く資産運用面でも高いポイントを獲得している。コンビニエンスストアのATM(セブンイレブンのアイワイバンクATM)や郵貯など利用できる銀行やATMが多いなど全体的に充実したサービスを提供している。従来の店舗型の銀行の強みであるATMネットワークとネット銀行ならではの金利の高さ、手数料の安さなどを合わせ持った非常に利用しやすい銀行と言える。
2位 ソニー銀行 三和銀行インターネット支店と同じ今年6月に開業したソニー銀行も、開業後すぐに上位入りを果たした。ソニー銀行はそのサイト(「MONEYKit」)の使い勝手のよさに最も特徴があると言える。見たい情報がどこにあるかがわかりやすく、これからネットバンキングを利用しようという初心者にも比較的なじみやすい。今回のランキングでは、それ以外にも開業後のキャンペーンでATMの利用料が無料となっている点、金利が高く設定されている点、高度な資産管理、資産運用のシミュレーションツールで「アドバイスエンジン」などもポイントにつながっている。
3位 富士銀行エムタウン支店 富士銀行エムタウン支店は、前回総合1位を獲得したが、6月開業の2社に上位を独占され、惜しくも3位となった。決済サービス重視派ランキングでは、前回よりもデビットサービス(エムタウンスーパーデビット)が利用できる証券会社などが増えショッピング決済サービスの機能が評価された。金利・資産運用サービスでは10万円以上あれば、引出自由で金利0.3%の金利がつく貯蓄預金や、ライフプラン・住宅・年金などのシミュレーターなどが評価されている。引出が可能なATMの数も多く、提携銀行(第一勧業銀行など)のATMで無料で引出ができ、同行扱いで振込ができる点もポインとなっている。平日の電話サポートが9:00-23:00と長くサポートも充実しており、サービスの全体的なバランスがよい。

総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
2.決済サービス重視派ランキング

<評価のポイント>

振込に関するサービスとショッピング決済を支援するサービスの利便性のバランスで評価した。振込に関するサービスは、振込手数料や当日扱いになる締切時間、振込期日の指定ができるか否か、振込先登録の件数、振込画面の使い勝手などで、ショッピング決済支援サービスは、ネット上で使えるデビット決済サービスの有無と使い勝手、決済サービスが利用可能な店舗の数・多様性などである。特定のネットサービス(ネット証券会社など)との提携により振込手数料が無料になるサービスも含まれる。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 9.1 1
2 三和銀行インターネット支店 http://www.sanwabank.co.jp/netbranch/index.html 8.6
3 富士銀行エムタウン支店 http://www.em-town-bank.com/ 8.2 4 ↑1
4 三井住友銀行 http://direct.smbc.co.jp/aib/ 8.0 2 ↓2
4 ソニー銀行 http://www.sonybank.net/ 8.0

上位3位の評価のポイント
1位 ジャパンネット銀行 前回よりも決済可能なサイトが増え、ネットショッピングでの使い勝手では他行を引き離す。iモード上での決済が可能なサイトも増え、いつでも低コストで振込ができる。また、口座振替ができる企業も増え口座の利便性そのものも高まった。同行宛振込が24時間可能な点や振込期日が31日先までできる点、振込先登録が99件まで可能な点など、振込の機能や使い勝手のよさも評価され、前回に続いて1位を獲得した。
2位 三和銀行インターネット支店 振込手数料は2002年1月まであれば月3回まで同行他支店宛が無料、他行宛が半額(振込金額3万円を境に105円/157円)。その後は、預入残高50万円以上か住宅ローンありといった条件で同様の優遇手数料が続く。月額50万円以上あればコストがかなり抑えられる点は評価が高い。それに加え、三和EDI(ネット上のデビット決済サービス)が利用できるネット証券も増えるなど、決済機能も充実しつつある。
3位 富士銀行エムタウン支店 デビットサービス(エムタウンスーパーデビット)が利用できる証券会社などが増えショッピング決済サービスの利便性が高くなった。振込手数料では第一勧業銀行等提携銀行への振込が同行宛になるほかは料金的には平均的。同行宛であれば口座番号さえ入力すれば相手先が確定できる振込手続きのしやすさも評価できる。

 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
 3.コスト重視派ランキング

<評価のポイント>

振込手数料や引出手数料などのコストや無料で利用できるATM、口座管理手数料の有無など、コスト面のサービスをポイントにしている。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 三和銀行インターネット支店 http://www.sanwabank.co.jp/netbranch/index.html 8.1
2 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 7.5 2
2 スルガ銀行ソフトバンク支店 http://www.surugabank.co.jp/softbank/ 7.5 3 ↑1
4 シティバンク http://www.citibank.co.jp/citidirect/ 7.0 1 ↓3
5 ソニー銀行 http://www.sonybank.net/ 6.5

 

上位3位の評価のポイント
1位 三和銀行インターネット支店 預け入れ金額や利用頻度によって手数料が異なることが多いため一概には言えないが、ATM利用手数料、振込手数料とも平均して他行より安い。たとえば、ATMの利用料であれば、自行ATMの時間外手数料105円は月3回まで無料、預金残高300万円以上で他行ATM利用料も月3回まで無料となる。また、振込手数料も2002年1月まであれば月3回まで同行他支店宛が無料、他行宛が半額(振込金額3万円を境に105円/157円)。その後は、預入残高50万円以上か住宅ローンありといった条件で同様の優遇手数料が続く。これらのサービスは「オールワンe」という通常の総合口座で通帳のないタイプの口座での提供となり、利用料が月315円かかる。ただし2002年6月まで無料、その後は月末預資産残高10万円以上または住宅ローン残高ありの場合で無料となる。条件付ではあるがコストがかからないケースが多く、その条件となる預入残高も50万円以上、10万円以上など、比較的低いことも評価できる。
2位 ジャパンネット銀行 振込手数料に関しては、他行宛の振込手数料が3万円未満168円、3万円以上262円という安さが評価された。同行宛振込が52円(iモードは10円)かかる点はマイナス。また、ATMでの引出手数料は預入金額に関係なく月3回まで無料になる点は他行と比べて最も有利。しかしそれを超えると時間内・外かかわらず157円になってしまう点でポイントを下げている。利用の仕方によっては他行よりコストがかかる可能性もあるが、よほど頻繁に現金を引き出したりしなければ、コストは抑えられるだろう。ショッピングサイトや金融サイトへの振込も手数料が無料になるケースが多くネットショッピングに利用したい人には特に魅力的だ。現在は口座維持手数料が無料だが、2002年4月より月1050円の口座維持手数料がかかる(口座残高30万円以上は無料)。
2位 スルガ銀行             ソフトバンク支店 口座開設後3ヶ月間は全国の銀行ATMや郵貯での引出手数料が無料になり、さらにその後も、「預金残高50万円」等一定の条件で、他行も含めたATM利用料が無料となる点が最も評価された。この点で最も差別化がはかられていると言えるだろう。口座維持手数料も無料。ただし、他行宛の振込手数料は平均的な水準より高めである点はマイナスとなった。


 

 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評

 4.金利・資産運用サービス重視派ランキング

<評価のポイント>

金利の高さと投資に関するツールやコンテンツが豊富さ、投信の本数などを中心に資産運用サービスの充実度で評価している。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 ソニー銀行 http://www.sonybank.net/ 8.9
2 三和銀行インターネット支店 http://www.sanwabank.co.jp/netbranch/index.html 8.2
3 富士銀行エムタウン支店 http://www.em-town-bank.com/ 8.0 1 ↓2
4 スルガ銀行ソフトバンク支店 http://www.surugabank.co.jp/softbank/ 7.0 4
5 三和銀行 http://www.sanwabank.co.jp/inb/ 6.9 3 ↓2

 

上位3位の評価のポイント
1位 ソニー銀行 普通預金金利は0.05%、定期預金は0.36%と15行中最も高い。外貨預金も同様で、普通預金(米ドル)1.25%、定期預金(米ドル1年)で約2%となっている。金利では最も有利といえる。また、日々の入出金管理から本格的な資産運用のシミュレーションツールまで、お金について考えるための機能も豊富で使い勝手も良い。
2位 三和銀行
インターネット支店
普通預金金利0.05%、、定期預金は0.3%(12月末まで。店頭より0.02%高い)。外貨預金は普通預金(米ドル)1.0%、定期預金(米ドル1年)1.0%(新規預け入れは+0.3%)とソニー銀行に続いて高い。投資信託は40本以上、将来の出費や資産などを計算してくれるシミュレーションツール「e-人生クリニック」などその他の資産運用関連サービスも充実している。
3位 富士銀行
エムタウン支店
10万円以上あれば、引出自由で金利0.3%の金利がつく貯蓄預金や、ライフプランシミュレーターなどが評価された。外貨預金金利は10/19までのキャンペーンで2.36%という高さ。しかし、普通預金の金利は0.01%と他行よりも低い。

 

 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
 第2回ランキング総評

 今回のネット銀行ランキングは今年5月から10月10日までのサービスについて基づいて評価した。
 銀行で提供するサービスのどこを重視するかで、「決済サービス重視派」「コスト重視派」「金利・資産運用サービス重視派」の3つにカテゴリ-を分けている。「決済サービス重視派」は、ネットショッピングや証券会社での資金決済に利用できる決済サービス、振込(決済)可能時間、振込先の登録件数など、振込手続きの利便性などで評価、「コスト重視派」は振込手数料・ATM利用手数料、口座維持手数料などで評価している。そして、「金利・資産運用サービス重視派」は、金利の高さや資産運用面のサービスの充実度を評価した。これら3つのカテゴリーに含まれる項目と、電話サポート時間や利用できるATMの多さなどリアル面の利便性、ローンの申込、損害保険(ネット上の被害の補償)の有無なども含めた総合的評価として「総合ランキング」を出している。
 前回に引き続き、都市銀行のインターネットバンキングサービス、ネット専業支店、ネット専業銀行のサービスを比較しランキングを出しているが、今回は6月〜7月に3行のネット専業銀行、支店が開業し、対象銀行は下記の15行となった。(*印:今回から加わった銀行)
都市銀行 ネット専業支店 ネット専業銀行
・あさひ銀行   ・三和銀行 ・三和銀行インターネット支店* ・イー・バンク銀行*
・シティバンク、エヌ・エイ ・スルガ銀行ソフトバング支店 ・ジャパンネット銀行
・第一勧業銀行 ・富士銀行エムタウン支店 ・ソニー銀行*
・大和銀行    ・東海銀行    
・東京三菱銀行 ・富士銀行    
・三井住友銀行    
 現在のネット銀行は、金利面や手数料でほぼ横並びだがATMネットワークが充実しており、投資信託の取扱本数も豊富な従来型銀行と、逆に利用できるATMは少ないが、金利、手数料で有利なネット専業銀行、そしてその中間あるいは両方のよさを合わせ持つネット専業支店の3種類に大きく分けることができる。前回、今回とも1位を獲得したのは、リアルとネットのサービスのバランスのとれたネット専業支店となっている。
 前回、今回ともインターネット専業支店が強かった。今回の総合ランキング1位の三和銀行インターネット支店は6月に開業したばかりであるが、コスト、金利、リアルのサービス面でバランスのよさを見せ1位を獲得した。ネット専業銀行として6月に開業したソニー銀行も金利やサイトの使い勝手で高いポイントを獲得し2位と検討した。サービスのバランスのよさで前回1位を獲得した富士銀行エムタウン支店は、上位2行にコスト面、金利面で差をつけられ3位となっている。
 決済サービス重視派ではネット専業銀行のジャパンネット銀行が前回に続いて1位となった。同行宛の振込が52円(iモードは10円)など多少コストはかかるものの、ショッピングサイト、ネット証券などジャパンネット銀行が決済に利用できるサイトが増えてきており、決済の利便性は前回よりも高まったと言える。利用できるサイトが増えたという点ではインターデビット(富士銀行、同エムタウン支店)も同様である。
 コスト重視派ランキングで前回1位であったシティ・バンクは今回は4位となった。100万円以上の預入により全国の銀行・郵貯のATMで無料で現金が引き出せる点は魅力的であるが、それまで他行を含む登録先10件まで無料だった振込手数料が一律260円になったため、ポイントを下げた。都度振込ができるようになったのは評価できるため使い勝手の面では向上したといえるが、コスト面では他行に追いぬかれた形だ。
 金利面では開業したばかりの2行が他行に大差をつけての上位独占となった。ジャパンネット銀行も金利では強い。3行とも普通預金は他行のほぼ2倍、定期預金(100万円で1年預入)も3倍〜6倍程度となっている。開業当初よりは金利が下がってきてはいるものの少しでも殖やしたいという人にはネット専業銀行、支店が有利である。
 現在はまだATM利用料、振込手数料が期限付で優遇されている銀行もあるため、将来も続けて利用する場合は本当に有利かどうかわかりにくい。また、預入資産や利用回数などで優遇されるケースも多いので、コストを抑えたい場合は十分に各社サービス内容を理解して銀行を使い分ける必要がある。
 7月に参入したイー・バンク銀行は決済サービス重視派で上位に入るかと思われたが、残念ながら上位入りは果たせなかった。決済専用銀行ではあるがまだまだ利用できるサイトが少ないこと、他行と異なり入出金イコール振込となっておりシステムがわかりにくいことなどがその理由だ。個人が振込をする際は手数料が無料である点は評価できるが、法人・個人とも口座数が増えなければ決済専用口座としての魅力は出てこない。今後の利用サイトの拡大に期待したい。


ネット証券編トップページ