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2001年第1回ネット銀行ランキング   2001/5


【評価基準について】
  • 評価はストック・リサーチ独自の評価基準に基づいています。
  • 決済サービス・コスト・金利や資産運用関連のコンテンツ・取扱商品・機能・サポート・リアル店舗/ATMの利便性などを中心にネット銀行を評価しています。
  • ランキングは総合ランキングと投資家のタイプ別に作成しています。
  • ポイントは10点満点です。

  1.総合ランキング  2.決済サービス重視派ランキング
  3.コスト重視派ランキング  4.金利・資産運用サービス重視派ランキング


 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
1.総合ランキング

<評価のポイント>

振込・引出手数料、口座維持手数料などのコストや利用できるATM、ショッピング決済や振込の利便性等ネットならではのサービスを若干重視し、その他金利、資産運用のためのツールやコンテンツ、ローンの申込が可能か、損害保険があるか、電話サポートは充実しているか、などを加えて総合評価した。


順位 ネット銀行 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 富士銀行エムタウン支店 http://www.em-town-bank.com/ 8.6
2 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 8.1
3 三和銀行 http://www.sanwabank.co.jp/inb/ 7.9
4 三井住友銀行 http://direct.smbc.co.jp/aib/ 7.3
5 シティバンク http://www.citibank.co.jp/citidirect/ 6.6

 

上位3位の評価のポイント
1位 富士銀行エムタウン支店 金利・資産運用サービスでは金利0.3%の貯蓄預金や、ライフプラン・住宅・年金などのシミュレーターが充実している点が評価され1位を獲得、また、インターデビット決済が利用可能という点、引出が可能なATMの数が多い点、提携銀行のATMで引出が無料・振込が同行扱いになる点などが評価され、決済、コストでも4位とまんべんなくポイントを獲得している。このほか平日の電話サポートが9:00-23:00と長いことや、50万円までの補償サービスなどでも高い評価を得た。
2位 ジャパンネット銀行 多くのショッピングサイトや証券サイトで利用できる決済サービスを提供、同行向け振込決済は24時間可能、iモードによる10円振込など決済サービスでの評価が高い。振込手数料や引出手数料も他に比べ安く(引出手数料は157円/回と高いが、預金の預入残高が30万円未満で月3回まで無料となる)、コストランキングでも2位となっている。普通預金0.05%、定期預金0.15%と金利も高い。利用できるATMが都銀では三井住友銀行だけであるのは残念。
3位 三和銀行 外貨預金や投信などの金融商品の充実度、将来の出費、必要な資産などを計算してくれるシミュレーションツールの提供など資産運用サービス面が評価されている。また、他行では郵送が必要なローン契約も、少額(10万円)であれば申込から契約までネット上で完結するという点もポイントが高い。現在カブドットコム証券で利用可能な三和銀行独自の決済サービス(三和ネット振込(EDI))は利用可能なサイトが増えることを期待したい。

総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
2.決済サービス重視派ランキング

<評価のポイント>

ショッピング決済を支援するサービスの利便性を評価した。ネット上で使えるデビット決済サービスの有無と使い勝手、決済サービスが利用可能な店舗の数・多様性を中心に評価した。これには、特定のネットサービス(ネット証券会社など)との提携により振込手数料が無料になるサービスも含まれる。その他、細かい項目として、振込が当日扱いになる時間帯、振込期日の指定ができるか否か、振込先登録の件数なども加味した。 


順位 ネット銀行 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 8.9
2 三井住友銀行 http://direct.smbc.co.jp/aib/ 8.3
3 富士銀行
富士サイバーバンク
http://www.fujibank.co.jp/cyber 8.0
4 富士銀行エムタウン支店 http://www.em-town-bank.com/ 7.8
5 あさひ銀行 http://www.asahibank.co.jp/inetbank/ 7.0

上位3位の評価のポイント
1位 ジャパンネット銀行 ネット上のデビット決済サービス「ネットデビット」で決済できるショッピングモール「Vモール」が利用可能(現在100店舗程度)。その他、ショッピングモール「ぷららパラダイス」、トヨタの「Gazoo.com」の決済が可能。その他、野村證券、さくらフレンド証券向けの買付け代金振込も無料で可能。同行向け振込決済が24時間可能な点、振込期日が31日先までできる点、振込先登録が99件まで可能な点など、利便性の追求が徹底されている点が高い評価を得た。
2位 三井住友銀行
One'sダイレクト
旧住友銀行で開発されたネット上のデビット決済サービス「ネットデビット」で決済できるショッピングモール「ショッピングスクエア」が利用可能(現在100店舗程度)。
3位

富士銀行
富士サイバーバンク

ネット上のデビット決済サービス「インターデビット」が利用可能。提供インターデビット加盟店舗で決済できる(現在利用可能な店舗数は約200)。ただし、専用の認証用ソフトをインストールする必要があり、利用手数料(年間1260円)が必要。「インターデビット」とは別に、ネット証券のマネックス証券、E*トレード証券とそれぞれ提携し、株式等の買付け代金の振込みが手数料無料で行えるサービスを提供している。

 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
 3.コスト重視派ランキング

<評価のポイント>

振込手数料や引出手数料などのコストや無料で利用できるATM、口座管理手数料の有無など、コスト面のサービスをポイントにしている。


順位 ネット銀行 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 シティバンク http://www.citibank.co.jp/citidirect/ 8
2 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 7.5
3 スルガ銀行ソフトバンク支店 http://www.surugabank.co.jp/softbank/ 6.9
4 富士銀行エムタウン支店 http://www.em-town-bank.com/ 6.5
5 三井住友銀行 http://direct.smbc.co.jp/aib/ 6.1

 

上位3位の評価のポイント
1位 シティバンク 「前々月の平均預金残高が100万円以上の場合」という条件があるものの、引出し手数料が全国の銀行、郵貯、(コンビニATMも一部含む)で無料になる点はポイントが高い。振込手数料についても、事前に登録した振込先(10件まで)は無料(海外送金についても同様)。残高基準は高め、振込先が10件までに制限されている点は不便ではあるが、すべてが無料になる点が評価され1位となった。
2位 ジャパンネット銀行 他行宛の振込手数料が3万円を境に168円/262円と、他行より安い。i モードの10円振込も評価が高い。ATMでの引出手数料は月3回または5回まで無料なので評価できるが、それを越えると、時間内・外かかわらず157円になってしまう点は少々不便。口座維持手数料が現在無料ではある点はポイントが高い。
3位 スルガ銀行ソフトバンク支店 全国の銀行、コンビニ(E-netの一部)、郵貯ATMが無料で引出可能。(口座開設後3ヶ月間は無料)トなる点が最も評価された。振込手数料が他行宛になると高くなる点はマイナスポイントとなった。


 

 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評

 4.金利・資産運用サービス重視派ランキング

<評価のポイント>

金利の高さと投資に関するツールやコンテンツが豊富さ、投信の本数などを中心に資産運用サービスの充実度で評価している。都銀の金利には横並びのため、どちらかというと投資コンテンツに重点がおかれている。


順位 ネット銀行 URL ポイント 前回順位 前回との比較
1 富士銀行エムタウン支店 http://www.em-town-bank.com/ 8.0
2 あさひ銀行 http://www.asahibank.co.jp/inetbank/ 7.0
3 三和銀行 http://www.sanwabank.co.jp/inb/ 6.8
4 スルガ銀行ソフトバンク支店 http://www.surugabank.co.jp/softbank/ 6.5
5 シティバンク http://www.citibank.co.jp/citidirect/ 6.2

 

上位3位の評価のポイント
1位 富士銀行エムタウン支店 普通預金の金利は0.01%と低いものの、貯蓄預金(10万円以上)が0.3%と高い点が評価されている。「エムタウン」サイトには、ライフプラン、住宅、年金などのシミュレーターが豊富に揃っている点もポイントが高い。投信は33種類と豊富である。
2位 あさひ銀行 マネープラン応援サイト「あいうえおかね」は資産運用シミュレーションから投信情報まで内容が充実している点がポイント。投信の種類は23種類と多少多め。金利は普通預金0.02%、定期預金0.05%は他都市銀行と同様。
3位 三和銀行 将来の出費、必要な資産などを計算してくれるシミュレーション「e-人生クリニック」はテレフォンバンキングの契約があれば利用できる。投信の種類は30種類と比較的多めである点もポイント。金利は普通預金0.02%、定期預金0.05%は他都市銀行と同様。

 

 総合決済サービス重視派コスト重視派金利・資産運用サービス重視派総評
 第1回ランキング総評

 銀行ランキングは今回から発表を開始している。証券ランキング同様、2001年4月までのサービスについて基づいて評価した。
 銀行で提供するサービスのどこを重視するかで、「決済サービス重視派」「コスト重視派」「金利・資産運用サービス重視派」の3つにカテゴリ-を分けている。「決済サービス重視派」は、ショッピングや証券会社での資金決済に利用できる決済サービス、振込(決済)可能時間、振込先の登録件数など、振込手続きの利便性などで評価、「コスト重視派」は振込・引出手数料、口座維持手数料などで評価、「金利・資産運用サービス重視派」は、金利の高さや資産運用面のサービスの充実度を評価している。これら3つのカテゴリーに含まれる項目と、電話サポート時間やATMの利便性、ローンの申込が可能か、損害保険(ネット上の被害の補償)なども含めた総合的評価として「総合ランキング」を出している。
 現在のネットバンキングサービスは、「都銀は金利面では横並びのため特色が出ていないが、投信の取扱本数や資産管理コンテンツの充実度が高く、ネット専業銀行(支店)はその逆」という傾向がある。
 今回総合ランキング1位の富士銀行エムタウン支店は、都銀、ネット専業両方のよい面をとり入れた形のサービスを提供しており、バランス的に非常に優れていると言える。貯蓄預金の金利は0.3%と高く、投信取扱本数も約30種類と豊富、エムタウンサイトの資産運用コンテンツも充実している。また富士銀行の一支店ということで、みずほFGのATMでの引出が無料になったり、振込が同行扱いなになるなど、コストを抑えることができ、利便性も高い。
 振込サービス全体に関して言えば、今のところ、銀行やATMまで出向かなくても振込ができるという利便性以外にはATMに勝る点があまりない状況である。手数料はATMでのキャッシュカードによる振込とほぼ同じで、登録先以外への振込はATMよりも入力の手間がかかるのが現状である。この点は改善が求められる。そのような中で、決済ランキングで1位であるジャパンネット銀行は、同行宛で24時間決済が可能、手数料は52円(iモードの場合は10円)というサービスを提供している。証券会社や多くのネットショッピングサイトでの資金決済に利用できるので、利便性は高い。
 コスト重視派ランキングでは、100万円以上の預入により全国の銀行・郵貯のATMで無料で現金が引き出せる点を評価され、シティバンクが1位になった。決まったところに振りこむケースが多い、現金引出の頻度も高い場合はシティバンクは有利だ。逆にあまり現金引出の頻度は高くなく、振り込む先は特に決まっていない場合はジャパンネット銀行が有利だ。両社とも預入金額が30万円を割ると口座維持手数料がかかる点は共通である。


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