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2012年ネット銀行ランキング  2012/7/2 【最新】


【評価基準について】



 総合資産運用サービス重視派コスト重視派ネット重視派口座の利便性重視派総評
1.総合ランキング

<評価のポイント>

資産運用に関するサービス、コスト、サイトの使いやすさ、入出金や口座振替など銀行口座としての利便性など各カテゴリーで評価したサービスに、セキュリティ面やヘルプ画面・サポートサービスなども加え、総合的に評価した。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント
1 三菱東京UFJ銀行 http://www.bk.mufg.jp/index.html 8.9
2 三井住友銀行 http://www.smbc.co.jp/index.html 8.6
3 住信SBIネット銀行 http://www.netbk.co.jp/ 8.3
4 ソニー銀行 http://sonybank.net/ 8.0
5 みずほ銀行 http://www.mizuhobank.co.jp/index.html 7.1

上位3位のサービスと評価のポイント
1位 三菱東京UFJ銀行 資産運用サービス重視派3位、コスト重視派2位、ネット重視派4位、口座の利便性重視派1位とすべてのカテゴリーでトップ5に入る。コスト面では特に優遇サービスを利用しなくても、コンビニATM(時間内)や自行宛の振込手数料など、利用者に広く無料で提供されているサービスがあり、時間内に無料で利用できるATMが豊富でリアル面の利便性も高い。ネット上の振込についても、同行宛の締め切り時間が遅く、明細も25ヶ月と長期間見られる。また、振込先やサービスの内容によって入力するパスワードの数を省略できるようにするなど、セキュリティと利便性のバランスが図られている点なども高く評価できる。
2位 三井住友銀行 資産運用サービス重視派4位、コスト重視派5位、ネット重視派3位、口座の利便性重視派2位とすべてのカテゴリーでトップ5に入る。口座の利便性は都市銀行ならではの強みであるが、さらにネットのサービスが充実しているのが特徴。従来型の銀行には珍しく10営業日先までの振込予約が可能で、パソコンや携帯電話でATMからの出金や振込をロックする機能などもある。ただし、コスト面については、TM利用料が無料となる残高条件が30万円と若干厳しく、振込手数料はポイントの利用で無料になるもののポイントの加算・利用のしくみが複雑である点など改善の余地あり。
3位 住信SBIネット銀行 コスト重視派1位、ネット重視派5位、口座の利便性重視派5位。資産運用ランキングでは投信の扱いがなくトップ5には入らなかったものの、外貨預金のサービスはトップクラスといえる。手数料は最安値で取扱い通貨も9通貨と豊富。ネット面では振込先の確認できない点でポイントを下げたものの、翌月末までの振込予約や定時振込、一括振込が可能など振込の機能は充実している。また、サイト全体の構成がわかりやすく、ヘルプ画面も充実しており、現在表示しているサービスに関連するヘルプ画面が右サイドに表れるなどのきめ細かさも見て取れる。

 
 総合資産運用サービス重視派コスト重視派ネット重視派口座の利便性重視派総評
2.資産運用サービス重視派ランキング

<評価のポイント>

円預金金利、投資信託・国債などの投資商品の取り扱い、外貨預金関連のサービスの充実度(取扱通貨・為替手数料・為替レートの更新頻度に加え海外送金の可否)など資産運用に役立つサービスを評価した(特に外貨預金に重点を置いている)。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント
1 ソニー銀行 http://sonybank.net/ 8.1
2 楽天銀行 http://www.rakuten-bank.co.jp/ 7.8
3 三菱東京UFJ銀行 http://www.bk.mufg.jp/index.html 7.5
4 三井住友銀行 http://www.smbc.co.jp/index.html 7.4
5 新生銀行 http://www.shinseibank.com/ 7.0

上位3位のサービスと評価のポイント
1位 ソニー銀行 円預金金利が高く、外貨預金、投資信託など基本的な商品が揃っている。その中でも外貨預金サービスが充実しており、通貨の種類が9種類と豊富。ブラジルレアルなど他行ではあまり見られない通貨も扱う。為替手数料も安く(例:米ドル25銭、香港ドル10銭など)、外貨預金残高によって手数料はさらに優遇される。書面と電話での手続きにはなるが海外送金も可能で、外貨決済のクレジットカードも扱う。保有(預金)・投資・利用の側面から総合的に利便性の高いサービスを提供しているといえる。
2位 楽天銀行 楽天銀行も円預金金利の高さと基本的な品揃え、外貨預金サービスの充実度で高いポイントを獲得している。円普通預金金利は楽天証券との連携預金にすれば、6ヶ月定期なみの金利になる。また、投資信託は300本超と取扱い本数はトップ。うち3分の1ほどが販売手数料が無料となっている。外貨預金も通貨は7種類とソニー銀行よりは若干少ないものの「メキシコペソ」を扱うのは楽天のみ。為替手数料も安く、特に豪ドル、NZドル、ポンドは45銭と最安値水準。
3位 三菱東京UFJ銀行 店舗型の既存銀行はネット専業銀行よりも金利が低いため、都市銀行は預金面では専業に劣る。外貨預金においても同様だが、三菱東京UFJは他の店舗型銀行と異なり外貨サービスが充実していることから3位に入った。昨年12月よりネットからの海外送金が可能となり、今年の5月からはネット専業なみのリアルタイムレートでの外貨預金サービスを開始した。取扱い通貨は基本的な6通貨とネット専業よりは少ないものの、手数料は米ドル25銭とネット専業の標準的な手数料と同じ。

 
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 3.コスト重視派ランキング

<評価のポイント>

振込手数料、ATM利用料などの金額、それらが無料になる場合の条件で評価した。ATM利用料については利用できるATMの台数も考慮に入れている。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント
1 住信SBIネット銀行 http://www.netbk.co.jp/ 9.3
2 三菱東京UFJ銀行 http://www.bk.mufg.jp/index.html 8.4
2 みずほ銀行 http://www.mizuhobank.co.jp/index.html 8.4
4 ソニー銀行 http://sonybank.net/ 8.0
5 三井住友銀行 http://www.smbc.co.jp/index.html 7.2

 
上位3位のサービスと評価のポイント
1位 住信SBIネット銀行 回数制限はあるものの、残高などの条件なしでATM利用料(時間外も含む)、自行宛・他行宛振込手数料すべてが無料となる。利用できるATMは郵貯とコンビニATMの全てをカバーしており台数も豊富で文句なく1位といえる、。利用できるATMのうちセブン銀行は回数制限がなく無料となり、他のコンビニと郵貯ATMは合算で月5回まで無料と回数は多め。他行宛の振込手数料は料金そのものも150円と一般的な振込手数料より安く、月3回まで無料。
2位 三菱東京UFJ銀行 三菱東京UFJはメインバンクプラスという優遇サービスを申し込むことで、各種手数料が無料になる。たとえば残高10万円で自行ATMやコンビニATMの時間外手数料が無料となる。実は優遇サービスと関係なく無料になっている部分も多く、自行の他支店宛の振込手数料やコンビニATMの利用料は条件なしで無料。メガバンクで自行他支店宛の手数料が無料になるということは、無料で振り込める先が多くなるということであり高く評価できる。
2位 みずほ銀行 みずほはマイレージクラブという優遇サービスを申し込むことで各種手数料が無料になる。残高条件が比較的低く、10万円で自行ATMの時間外手数料やコンビニATMの利用料(時間外含む)、また自行他支店宛の振込手数料が、50万円で他行宛の振込手数料が月3回無料になる。それほど残高がなくても幅広くコストを抑えられる点が特徴といえる。



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 4.ネット重視派ランキング

<評価のポイント>

ネットバンキングの中心的な機能「明細照会」と「振込」を中心として、それらの画面やサイト全体のわかりやすさなどを評価した。明細については明細画面の表示項目や照会期間、振込については当日扱いになる締切時間や振込先確認・表示機能、振込予約や定時振込機能の有無等を評価している。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント
1 ジャパンネット銀行 http://www.japannetbank.co.jp/ 7.9
2 楽天銀行 http://www.rakuten-bank.co.jp/ 7.3
3 三井住友銀行 http://www.smbc.co.jp/index.html 7.2
4 三菱東京UFJ銀行 http://www.bk.mufg.jp/index.html 7.1
5 住信SBIネット銀行 http://www.netbk.co.jp/ 7.0

 

上位3位のサービスと評価のポイント
1位 ジャパンネット銀行 ジャパンネットは振込や明細の機能が充実していることや、サイトがシンプルで使いやすいことから1位を獲得。同行宛なら24時間リアルタイムで決済でき、リンク型決済(ショッピングサイトや金融サイトから即時に決済ができるサービス)が可能な提携サイトが多い。振込予約や定時振込も可能で、ワンタイムパスワードのトークンを利用していれば振込限度額もが1億まで引き上げられるなど他行にはない機能も多い。さらに明細の表示は口座開設時からすべて閲覧可能。
2位 楽天銀行 楽天は豊富な振込機能でポイントを獲得。振込予約や定時振込に加え、メールアドレスさえわかれば送金ができる「メルマネ」や、利用できる機関などは限定的だが公共料金やカードの利用料金の支払いができるペイジーの機能もある。また、ネット専業には珍しく、振込時に振込先が表示されるため安心して振込ができる。明細については照会期間が最大で1年と比較的短く、最新の50件を超えた場合はダウンロードしなければ見られないのは不便。
3位 三井住友銀行 三井住友銀行は、従来型銀行の中ではネット上の機能が充実しており、振込予約や定時振込ができる。また、同行宛なら17:30まで当日扱いの振込が可能。振込時の振込先表示機能もあり、振込限度額の引き下げだけでなく引き上げもネット上でできる。通常の通帳からWEB通帳に切り替えれば15ヶ月の明細を見ることができ、さらにカレンダー表示で入出金の状況を確認できる機能もある。

 


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 5.口座の利便性重視派ランキング

<評価のポイント>

ネットバンキングといえども、現金の入出金にはATMを利用しなければならないように、ネット上の機能以外にも着目すべきサービスがあることを踏まえ、ATMの利便性を中心や公共料金や口座振替、物件の条件なく住宅ローンが可能か等、口座そのものの利便性を評価した。


順位 銀行(支店)名 URL ポイント
1 三菱東京UFJ銀行 http://www.bk.mufg.jp/index.html 8.6
2 三井住友銀行 http://www.smbc.co.jp/index.html 8.2
3 みずほ銀行 http://www.mizuhobank.co.jp/index.html 7.8
4 新生銀行 http://www.shinseibank.com/ 7.1
5 住信SBIネット銀行 http://www.netbk.co.jp/ 6.1
5 ソニー銀行 http://sonybank.net/ 6.1

 

上位3位のサービスと評価のポイント
上記の評価のポイントとなる公共料金や口座振替、物件の条件なく住宅ローンが可能か等の観点では、従来型銀行、特にメガバンクが優位に立ち、しかもこの点のサービスは横並びであるため、差はATMの利便性のみとなったため、上位3行の評価ポイントはATMについてのみ記述した。
1位 三菱東京UFJ銀行 三菱東京UFJは自行ATMだけでなく、セブン銀行、E-net、ローソンの主要コンビニATMも無料で利用でき、無条件で時間内無料となるATMの台数がメガバンクの中で最も多い。さらに優遇サービスの利用で最大で全国の金融機関のATMが無料となる。
2位 三井住友銀行 三井住友は、ゆうちょ銀行のATMが無料で使えることから無料ATMの台数で高いポイントを獲得した。時間外に無料となるATMの台数については、優遇サービスの利用で倍に増える。残高条件は30万円と低め。
3位 みずほ銀行 みずほは時間内に無料で利用できるATMは自行ATMのみであるため、台数はメガバンクの中で最も少ない。ただし、優遇サービスを利用し残高10万円をクリアすれば、一気に時間外まで無料となるATMの台数が増えるため、みずほは優遇サービスの利用価値大。

 


 総合資産運用サービス重視派コスト重視派ネット重視派口座の利便性重視派総評
 2012年ネット銀行ランキング総評

 今回のネット銀行ランキングは2012年6月末までに実施・または7月以降の開始が発表されたサービスを対象として評価したものであり、キャンペーン金利などは考慮に入れていない。
 
 このランキングは、銀行で提供するサービスのうち何を重視するかというユーザーのタイプ別に、「資産運用サービス重視派」「コスト重視派」「ネット重視派」「口座の利便性重視派」の4つのランキングと、これら4つのカテゴリーを総合し、カテゴリーに入っていないサービスも含め総合的に評価した総合ランキングで構成されている。
 「資産運用サービス重視派」は、円預金金利、投資信託・国債などの投資商品の取り扱い、外貨預金関連のサービスの充実度などを評価した。最近の海外分散投資の広がりを受け、特に外貨預金サービスに重点を置き、加えて海外送金の可否や利便性なども併せて評価した。外貨預金の着目点は取扱通貨の数・種類、為替手数料、為替レートがリアルタイムかどうかなどである。
 「コスト重視派」は、振込手数料、ATM利用料の金額や無料になる条件や回数で評価した。ただし、ATM利用料については無料で利用できるATMの台数も考慮に入れている。また、口座維持手数料についてはジャパンネットが7/1より廃止、またシティバンクはインターネットで口座開設を行うeセービング口座にすれば維持手数料は無料となるため、評価対象の15行すべてでかからない。したがって評価項目には入れていない。
 「ネット重視派」は、ネットバンキングの中心的な機能「明細照会」と「振込」を中心として、それらの画面やサイト全体のわかりやすさなどを評価した。明細については明細画面の表示項目や照会期間、振込については当日扱いになる締切時間や振込先確認・表示機能、振込予約や定時振込機能の有無等を評価した。
 「口座の利便性重視派」は、現金の入出金のしやすさと公共料金や給与振込、口座振替など銀行そのものの利便性を評価した。ネットバンキングなら全国どこでも口座が開設でき、残高照会や振込もネット上で完結する。しかし、現金の出し入れだけはATMを使わなければならないため、利用できるATMの数や手数料は重要な評価のポイントとなる。
 以上、これら4つのカテゴリーで評価したサービスに、セキュリティ面やヘルプ画面・サポートサービスなど含めた総合的評価として「総合ランキング」を出している。


 対象銀行は、都市銀行、旧長信銀系のインターネットバンキングサービス、ゆうちょ銀行、シティバンク銀行、ネット専業銀行、セブン銀行、イオン銀行の15行とした。。

 対象銀行一覧
都市銀行その他 ネット専業銀行
・みずほ銀行 ・三菱東京UFJ銀行 ・ジャパンネット銀行
・三井住友銀行 ・りそな銀行 ・住信SBIネット銀行
・新生銀行 ・あおぞら銀行 ・じぶん銀行
・ゆうちょ銀行 ・シティバンク銀行(※) ・ソニー銀行
・イオン銀行 ・セブン銀行 ・楽天銀行
 (※)シティバンク銀行:eセービング口座(口座維持手数料がかからないため)
  
 全体を通してみると、資産運用サービス、コスト、ネットランキングの1位はネット専業銀行、口座の利便性ランキングと総合の1位がメガバンクと、従来型銀行と専業の特色がよく表れた順当なランキングとなった。ATMのネットワークの広さや口座振替や給与振込口座としての使いやすさなど、口座の利便性においては当然ながら従来型銀行が強い。また、ネット専業は、手数料の安さや従来型銀行にはないネット上の振込機能、コストや為替レート、取扱通貨で圧倒的優位に立つ外貨預金サービスなど特定のサービスに強みを持つ。とはいえ、トップ5の顔ぶれを見ると、意外と思える面もある。例えば、コストやネット上の機能においてもメガバンクが上位に食い込み、逆に利用できるATMが少なく不便という印象のある専業なども口座の利便性ランキングに入った。
 
 総合ランキング1位の三菱東京UFJは、利用できるATMが多い、ネット専業レベルのサービスを開始した外貨預金、優遇サービスの利用なしに無料となる手数料が多いなど、都市銀行ならではの利便性の高さに加え、専業のように強みのあるサービスも併せ持つ。振込機能やメールサービスなどまだ改善の余地もあるのだが、総合力は最も高いといえる。2位の三井住友も都市銀行ならではの強みに加えて、ネット上の振込機能が高い。ただし手数料面は、優遇サービスの加入により無料になるものもあるのだが、振込手数料まで及ばない(振込手数料はポイント制で無料になるがしくみが複雑でわかりにくい)などいまひとつといったところだ。3位の住信SBIネットはコストの安さと外貨預金サービスでは圧倒的な強さを見せた。4位のソニー銀行も外貨預金では住信SBIネットとほぼ並ぶサービスを提供、また投資信託も扱い海外送金も可能など資産運用サービスの充実度で総合でもトップ5入りした。5位のみずほは、都市銀行ならではの口座の利便性と、優遇サービスの利用でATM、振込とも手数料が無料になるなどのコスト面でポイントを獲得した。
 
 資産運用ランキングでは、金利はネット専業、外貨預金、投資信託、国債の品揃えではメガバンクが強い傾向にある。三井住友が4位に入ったのは、この品揃えの充実度が貢献している。しかし商品を個別に見ると、投信の本数では楽天がトップ、外貨預金の取り扱い通貨や手数料では住信SBIやソニー、楽天、新生の充実度が高いなど個々のサービスではネット専業などが優位に立つ。今回の資産運用ランキングは外貨預金に重点を置いているため、ネット専業が1位・2位を占めることとなった。しかし、外貨預金については、三菱東京UFJが5月からネット専業並みのサービスを開始。通貨数こそ及ばないものの、リアルタイムトレードでかつ手数料も大幅に引き下げている。これにより、3位に食い込んだ。

 コスト重視派ランキングは、ATMの利用料と振込手数料を評価しているが、まず条件なしで無料になるかどうか、ATM利用料の場合はその台数、続いて条件付きで無料となる場合は、その条件(多くは残高、またATMでの1回の引き出し金額など)、回数制限などを考慮し総合的に評価している。現在のところ最もコストが安いといえるのは住信SBI。回数制限付ながらどちらの手数料も無料となる。回数制限といっても月5回というのは他行よりも多く、実際の利用では5回無料となれば十分と思われる。続いて自行ATMや自行宛振込など同行内なら条件なしで利用料が無料となり、さらにコンビニATMまで無料となる三菱東京UFJが2位となった。同じく2位のみずほは条件付・回数制限付ながら他行宛振込まで無料となる。しかも条件は残高10万円と比較的クリアしやすい点も評価された。ソニーもATM、他行宛振込ともに無料となるが、振込の無料回数が月1回と少ないところから4位となった。三井住友はATM利用料が無料となる条件が残高30万円と若干高め。また振込手数料はポイントの利用により無料になるがポイント加算・利用システムが複雑であることから5位止まりとなった。ただし、ポイントは利用の仕方によって加算されるため、人によっては回数を気にせずに無料になることもある。

 ネット上で最も利用される機能は、残高・明細照会、振込だろう。明細は通帳と同様の内容にネットならではのメモや検索、並べ替えなどの機能もついてはじめてネットならではのサービスといえる。また、振込はATMの機能と同等かそれ以上の使い勝手を求められるはずだ。したがって、まずは通帳の表示項目やATMの振込機能(振込先確認・表示機能など)といった基本的な機能を提供しているかどうかをチェックし、続いて照会期間、当日扱いになる締切時間、振込日指定や定時振込機能の有無などを評価した。
 基本的な機能についてはどの銀行でも提供しているものと思われがちだが、実はそうでもないことがわかる。たとえば通帳の主な表示内容は摘要(取引内容)・入金・出金・残高であるが、ネット上の明細に残高欄がない銀行もある。みずほ銀行などがそれにあたる。残高は現在の残高だけで取引日ごとの残高表示がないというパターンだ。この手の明細にはマイナスの評価をしている。また、ATMでは振込時に相手先が表示されるが、この表示機能がない銀行もある。この機能はATMネットワークの加盟の有無に関係してくるため、さすがに都市銀行は強いがネット専業にとっては弱点となる。ただしすべてのネット専業に表示機能がないわけでなく、住信SBI、ソニー、新生などは表示されない。他のサービスレベルが高いだけに、是非とも改善してほしいところだ。
 明細の表示期間については、じぶん、ジャパンネット、ソニーなどネット専業の中には口座開設時よりすべてがネット上で見られるところもあるが、他行は1〜2年程度である。
 振込機能については、ネット専業には予約や定時振込機能があるが、従来型の銀行にはない傾向にあるが、都市銀行の三井住友にはこの機能がある。
 これらのサービスを総合して、すべてをほぼ満たすのが1位のジャパンネット、同様に多くの機能はカバーしているが、履歴の照会期間が限定されていることなどから2位となったのが楽天、3位は都市銀行ながら振込機能が専業なみの三井住友、振込機能は従来型銀行のままだが、明細照会期間が2年以上と比較的長く振込の締め切り時間も19:00と遅い三菱東京UFJが4位、そしてネット専業ならではの振込機能があるものの、振込先の表示機能がないため5位となったのが住信SBI。以上のような順位となった。

  口座の利便性は当然というべきか、メガ3行が上位を独占。都市銀行は、ATMネットワークが充実しているため、コンビニATMも含め全国の金融機関のATMが利用できる。公共料金の引き落としも可能で給与振込口座にも指定しやすい。ネット専業はこの点では弱いため、メインバンクとしては使いにくいが、コンビニとゆうちょ銀行のATMが利用できることでATMの利便性は高くなっている。したがって、ネット専業も4位・5位に入ってきている。さらに新生も無料で利用できるATMが多い。新生は都市銀行のネットワークに接続、ゆうちょ銀行ATMとも提携しているため、引き出しだけであれば計算上8万台ほどのATMが利用できることになる。しかも新生は他行ATMの利用料が無料であるため、無料ATMの台数はトップクラスとなる。さらに新生は口座振替などの利便性も高い。これにより5位に入っている。



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